菁華展&顔真卿展
こんにちは
今年最初のブログ…すみません。無精ですね…
今年もよろしくお願いいたします(遅っ!)
昨日は正筆会菁華書作展→顔真卿展(国立博物館)に行ってきました。
菁華展は家族でお邪魔して、ご迷惑をおかけしました(汗)
まだまだ次男(5歳の年中さん)は大人しくできず…当然ですが。
長男(小2)はやっと作品を見るまでに成長しました。ほっ。
ただ、まだ書をやらせておらず、作品の文字はもちろん読めません。変体仮名もあるし、かなを読み取るのは大人でも難しい。
それでもいいんだよ、ってことで。
黒田先生のお作品を前に
息子「なんでかすれてるところがあるの?」
私「墨が沢山付いてるところと、かすれてるところがあると、離れて見ると、文字が前に出たり奥に引っ込んでるように見えるんだよ」
息子「これ、文字なの??読めない~」
私「(黒田先生の作品に失礼な…先生方がたくさんいるのに…汗)」
と、こんな感じなのですが、ここで息子が「そうか!」と
「『見』って字。かすれてるけど、この縦線はちょっと濃いからそこはちょっと前に出て見えるね!」(「縦線」と言っているのは、6画目のはらいの部分)
一つの文字の中の変化。大切にしなければと、息子に教えられました。
銀座から上野に移動して「顔真卿展」へ。
「祭姪文稿」の公開が注目されているせいか、かなりの盛況でした!
詳しくは
「祭姪文稿」については「激情の書」と言われているように、顔真卿の書ということから思い浮かぶイメージとは異なります。
そのため、賛否両論あるようですが、私は「良いものを見た!」と思いました。
かな書は文字と同じくらい連綿線が大事です。
その連綿線が「祭姪文稿」においては素晴らしいのです。
本当にすごい人は感情的になって筆を運んでも、こんなに強く素敵な連綿線が引けるのだ…
そして文字も左右非対称なのにバランスが保たれており、これも変体仮名と同じです。
中国の名筆なのですが、私には特に後半は変体仮名の作品に見えました。
一度にこんなに見られるなんて、嬉しいことです。
本当に勉強になる1日でした!
作品に生かせるように、今年も頑張ります!!